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昌朋カフェブログ

養生

昌朋カフェ
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よく私は「養生しないとなぁ」と言います。家族にはうざいくらいに言っているかもしれません。たぶんこのような考え方になったのは横を通り過ぎてきた「死」について考え、思い出すようになったからだと思います。

母の姉も胃がんで亡くなりましたが、亡くなる前に電話で「殺してくれ」と何度も母に言っていたのを今でも思い出します。目の前で母は泣いていましたが何もできませんから、ただただ泣いているだけでした。本人には胃がんであることは伏せていましたが最後はたぶんモルヒネで痛みを緩和させていたようです。たまにふっと思い出します。「殺してくれ」という程の痛みとはどんな痛みなのか?私には想像もつきません。そのお姉さんは1日何杯も珈琲を飲み、お酒もストレートで飲んでいたようですから。母の友人もガンで亡くなった方がいます。「治ったらお店に食べに行くから」と言ってくれましたが、次に電話をした時はすでに亡くなった後で、うちのお店に来ることはできませんでした。楽しみにしてくれてたんですけどね。

病気になったからと言って誰かが助けてくれるわけでもなく、他人はかわいそう、なんて思ってはくれませんからね。この前も車内で年配の方がツエを持ってヨタヨタと歩いていましたが、なんだか手も震えていて苦しそうでしたが誰も席を譲ろうとはしませんでした。次の駅で人が降りた瞬間に落ちるように席に座ったのを見たときに「病気になりたくない」と強く思いました。                     歩くエスカレーターでツエを持ったおじいさんがヨチヨチと歩いていても、後ろの若い男性は「チッ」と舌打ちをするだけでむしろうざいと言わんばかりの顔をしているだけでした。「飛び蹴りしてやろうかなぁ」と思うほどイラッとしましたが「いつか自分もそうなるんだけどな」と心の中で思いながら通り過ぎました。                                     実際、その立場に立たないと人間はわからないものですから。施設の虐待が目につきますが、虐待をした人間は、いつか自分も同じ目に合います。必ず。どんな形であれ自分に返ってきますからね。知り合いにも両親がおらず、施設で育ったという人もいますが虐待がすごいと言ってました。「もし自分の子がそんな目にあったら」と考えないのでしょうかね、人間は残酷な生き物です。

まぁ私の場合、病気に対して臆病なんですよね、注射ももちろん嫌ですが、自分の体の中にメスが入るのか、と思うと「あぁ、、、、嫌だ」と思います。ですからインフルエンザの予防接種なんかは、もう15年はしてないですね。

自分の生活スタイルにうまく薬膳がなじんできたのも最近かな、と感じます。始めは右も左もわからずとりあえず色んなものを飲んだり食べたり、韓国のおばさん達や知り合いの人に学びながら本当に色んなものを飲食させてくれました。拒否することなく全て受け入れてためしてみましたね。楽しかったです。前に読んだ本に「薬膳や漢方は素直な人のほうがもっと効果がある」というような内容が書かれていました。あまり気にとめていませんでしたが、今はとても納得しています。確かに私はスッと馴染んでいきましたが、たいがい漢方や薬膳に対して頭から受け入れない方は馴染みませんし、素直に色々と飲んでみると、あまりおいしくなかったお茶が「美味しい」と感じるときもあれば、いつも「美味しい」と思っていたお茶が「今日はいらないかな」など、その時の自分の体調が手にとるようにわかるようになり、お茶もその時によって自分で選んで飲むようになったな、と感じます。季節によって変えることもありますし、日々経験を重ねると普段から自分に適しているお茶が何となく身体でわかるようになります。どんな物事でも経験が一番大事だと感じます。

資格をやたらと取りたがる人やマニアがいますが、それと共に経験を積み重ねることをしないとまったく意味がない、ということです。

朝、昼、晩ずっと珈琲を飲み続けていた友人がその生活をやめて「珈琲は朝一杯だけ」に決めて今実行していますが、胃がギュッとする感じがしてたけど1日1杯にしてからはないわ、と言います。そもそも痛いんだったらやめたらいいのに。それに1日1杯に決めて飲むと、朝の1杯がすごくおいしく感じる、とも言います。

「依存しない食」を常にするよう、心がけていますが、香辛料や薬味などの刺激物や珈琲など依存しやすいものは、香りや刺激で脳は満足しますが、その食生活をずっと続けていると身体は悲鳴をあげてしまう、と私は感じています。例えば「毎晩お酒を飲まないと眠れない」と日頃から癖にしてしまうと、飲まなければ脳が満足しません。タバコや珈琲もそうですが、何かに依存してしまうと、なかなかその生活から抜け出すことが困難になります。だから私は「依存しない食生活」をするようになりました。

自分の脳は自分でコントロールする、と決めています。よく母の世代の方々が「若いときにしたことが、歳いってから全部くるよ。」と言います。私の目標は「気付いたときから養生しておいて良かった。」と言える晩年を迎えること。

自分の生活に合わせた養生の仕方が皆それぞれあると思います。もし自分の体調があまり良くないなぁ、と体が感じるのであれば、まず自分の今の食生活を見直してみることが大事です。最近よく何を食べているのか?同じような食べ物ばかりを食べていないか?など、何かをやめてみることもとても大切だと思います。

暖かくなりましたね。あっという間に夏です。時間が過ぎるのが早すぎて、とにかく時間を大切に過ごしていきたいですね。