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昌朋カフェブログ

薬膳を食卓に

昌朋カフェ
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薬膳素材を食卓に、、、と私が目指しているのは、自分の身体を「食」で調節できたらな、と考えているから。世の中全ての人がそのようになれば病院にもさほど行かなくてもすむのでは?と思っているからです。

たとえ漢方の薬であっても、とりあえず薬やサプリメントや加工食品など、加工されたものは全て自分の体の中に入れたくないだけなんですよね。市販のものが悪いから、とか、良いから、ではなく、食事(薬膳素材を取り入れたものも含めて)のみで自分の身体の健康を維持したいだけです。

私が薬膳を知る前は、何に対しても疑うことなく、ましてそれが当たり前かのように生きていました。コンビニや百貨店でパウンドケーキが常温に置いてあるのが当たり前、かまぼこが半年、1年日もちするのは当たり前、何もかも当たり前の日常でした。「食べ物が腐る」ということに鈍感になっていました。

薬膳や漢方に出会ってから様々な事を知りました。漢方では「できれば自然な食事をする」と教えられます。それから添加物などを知りました。パウンドケーキは常温で置くのが当たり前だと思っていたので自分で作ったものを常温で置いておくと、カボチャなどしっとりしているものは2日でカビが生えてきてビックリしたものです。「なんでだろう?市販のものは普通に常温に置いているのになぁ?」と疑問に思い、砂糖の量を増やしてみたりすると「甘すぎる」と試食してもらうと不評でした。それから色々な本に出会い、添加物の存在を知りました。その時、知りあいの方のお母さんがおっしゃっていたことを思い出し「だからか」と納得したものです。

そのお母さんは珈琲にフレッシュを入れずにのんでいたので、「ブラックだと胃が大丈夫ですか?」と聞くと「それって常温に置いても腐らないでしょ?」と言われました。その時は意味が理解できず「???」と思っていましたが、その時すでにその方は添加物の存在を知っていたんですね。家で料理するときは市販の出汁の素は使わず、ご自身で昆布と鰹節で出汁をとる、と言われていたのもそういうことか、と理解しました。漢方に出会って意識が変わった瞬間でした。若い頃はそんなふうに考えて食べたことなど一度もありませんでしたから、今の自分の考え方など想像もせず日々を過ごし食べてきました。夜中に起きようが友人と夜中までお酒を飲もうが、特に何も考えませんでした。

10年以上あった背中のニキビも、5年以上は続いていた月経痛や頭痛も、胃腸炎も、毎年のように風邪をひいていたのに、今は何事もなく日々を過ごしています。健康とは何を成すにも根本的に必要なものだという考えに至りました。はっきり言って24時間営業のお店も世の中から無くなればいいのに、すら思っています。韓国も24時間営業のお店はかなり増えているように思います。確かに便利ですが、少し便利過ぎる世の中だな、と思います。不便なら不便なりに、人間は生きていくものです。韓国に買い出しに行った最終日の朝に、最後は地元の定食を食べて帰ろうと思い食べに行きましたが、そのお店は24時間営業のお店でしたが働いているおばさん達は目がうつろになりながらオーダーを受け、今にも腰から倒れそうな感じでイスに腰かけていました。私の友人にも「寝ている時間がもったいない」と言って1日2〜3時間しか睡眠をとらない子もいましたが、時間を大切にする気持ちは理解できますが、その生活を5〜6年続けていたようで、灰色のような顔色で、皮膚は病気?と思ってしまうほどカサカサとしていて、起きて活動している割にはポッチャリとお腹も出ていました。その時その子はまだ27歳でした。27歳とは思えないほど皮膚にハリもなかったのが印象的だったなぁ。

もちろん、もともと身体が強く生まれてくる人もいます。そういう人はある程度無茶をしても平気ですが、そういう方は少ないです。支柱推命でよく母の友人の方を見ますが(年配の方が参考になりますからね)強い方のほうが少ないように思います。

なぜ人は朝に起き、夜に寝て、1日3食食べるのでしょうか?何の意味もなく、そのような生活をしなければならないわけではないですよね?それが基本と言われている生活スタイルですが、今は違います。夜に起きようが、昼に寝ようが、家族と食べようが、1人で食べようが、お酒をどれだけ飲もうが、とにかく自由です。自由なのか個々が身勝手なのかわからないですが、基本となる生活に反する生活スタイルが、いわゆる「生活習慣の乱れ」ということになります。豊かになると幼少期から自分の部屋があり、子供は親の目を盗んで夜中まで起きて携帯で遊んだりして、朝に起きられない、といった生活になってしまいます。

なぜ夜に人は眠り、朝に目覚めるのか。なぜ1日3食したほうが良いのか。なぜ世の中には甘味、辛味、酸味、苦味、塩味など様々な味が存在するのか。

いろんな人との出会いで、いろんな事を知り、それがきっかけでいろんな本を読むようになり、今まで食べることや睡眠など考えもせず生きてきましたが、自分の健康を人任せにしないこと、を目標にしています。自分の身体は自分が一番わかるはずです。毎日何を食べ、どう過ごし、どんな職業で、普段からどんな風に生活しているのか、夜はきちんと寝ているのか、1日3食食べているのかなど、今生きている時間は自分自身でしかわかりません。母自身も私によくこんな事を言います。「もっと早くいろんなことをわかってたら、もっと気をつけて生活していたのに。あなたは今から気づいてるから、少しでも早く気付いてよかったわ」と。

色々と薬膳の本を読んでいる中、韓国のおばさん達に会いに行ったとき「韓国ってすごいなぁ」と思ったものです。蚕の炒め物やどんぐりの豆腐(トットリムですね)、桔梗のナムル(トラジナムルです)にツルニンジンのコチュジャン和え、黄精茶(ドゥングレ茶)やオミジャ茶(五味子茶)、サンワ茶(韓国伝統のお茶)など、そこらに薬膳があふれていて、そして「薬膳」と縛りつけているのではなく、皆、普通に食事として食べたり飲んだりしていること。韓定食に連れて行ってくれたときも、1年根の葉付き生高麗人蔘が普通に出てきて「何もつけずに、そのまま葉ごと食べたらいいよ」と言われサラダ感覚でいただきました。ほんのりと人蔘の香りが口の中に広がって。

いつか日本のスーパーや市場にも生の五味子の実や山茱萸の生の実が普通に販売されていて、それで薬膳酒やジャムなどを一般家庭の奥さんが作り、「うちのジャムは陳皮も混ぜて作ったのよ」なんて会話が聞こえてくることを望んでいます^_^実際、韓国では季節になると生のナツメや生五味子、生山茱萸、生のやまぶどうなど、そこらで売っています。おばさんは薬膳酒を旦那さんの為に3〜4種くらいは常備しています。

薬膳を食卓に、はまだまだ遠いですね。